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【方丈記】 著:鴨長明 ナレーション:安田愛実

古典
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作者である鴨長明が、大火・旋風・遷都・大飢饉・大地震と続く五つの大きな災厄を経験し、京都の郊外・日野山に一丈四方(方丈)の狭い庵を結んで隠棲。

その後、彼が庵内から当時の世間を観察し、書き記した記録であることから、作者自ら「方丈記」と名付けた。

無常厭世の仏教観に貫かれた小編で

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶ泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためし無し」

で始まる格調高い文章は、和漢混淆文の完成された形として高く評価されている。





 
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