【二木先生】 著:夏木志朋 ナレーション:林祐人 小説Version 1.0.0 2024.06.06 小説 [本ページはプロモーションが含まれています] 聴く読書 ナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスです。 通勤中に、運動しながら、お休み前など、いつでもどこでも聴くだけで読書ができます。 移動中や作業中などが読書の時間に。 オフライン再生もOKです。 スポンサーリンク スポンサーリンク どうしたら普通に見えるんだろう。 どうしたら普通に話せるんだろう。 いつもまわりから「変」と言われ続けてきた高校生の田井中は、自分を異星人のように感じていた。 友だちが欲しいなんて贅沢なことは言わない。 クラスのなかで普通に息さえできたなら。 そのためならば、とむかしから好きでもない流行りの歌を覚え、「子供らしくない」と言われれば見よう見まねで「子供らしく」振舞ってもみた。 でも、ダメだった。 何をやっても浮き上がり、笑われてしまう。 そんな田井中にとって唯一の希望は、担任の美術教師・二木の存在だった。 生徒から好かれる人気教師の二木だったが、田井中はこの教師の重大な秘密を知っていたのだ。 生きづらさに苦しむ田井中は二木に近づき、崖っぷちの「取引」を持ち掛ける。 社会から白眼視される「性質」をもった人間は、どう生きればよいのか。 その倫理とは何か。 現代の抜き差しならぬテーマと向き合いつつ予想外の結末へと突き抜けていく、驚愕のエンタテインメント。