【夏物語】 著:川上未映子 小説 2021.08.17 小説 [本ページはプロモーションが含まれています] 聴く読書 ナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスです。 通勤中に、運動しながら、お休み前など、いつでもどこでも聴くだけで読書ができます。 移動中や作業中などが読書の時間に。 オフライン再生もOKです。 スポンサーリンク スポンサーリンク 大阪の下町に生まれ育ち、小説家を目指し上京した夏子。 38歳になる彼女には、ひそやかな願いが芽生えつつあった。 「自分の子どもに会いたい」 でも、相手もおらんのに、どうやって? 周囲のさまざまな人々が、夏子に心をうちあける。 身体の変化へのとまどい、性別役割をめぐる違和感、世界への居場所のなさ、そして子どもをもつか、もたないか。 悲喜こもごもの語りは、この世界へ生み、生まれることの意味を投げかける。 パートナーなしの出産を目指す夏子は、「精子提供」で生まれ、本当の父を探す逢沢潤と出会い、心を寄せていく。 いっぽう彼の恋人である善百合子は、出産は親たちの「身勝手な賭け」だと言う。 「どうしてこんな暴力的なことを、みんな笑顔でつづけることができるんだろう」 苦痛に満ちた切実な問いかけに、夏子の心は揺らぐ。 この世界は、生まれてくるのに値するのだろうか・・・ 詳しくはこちら