【クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識】 著:西尾維新 ナレーション:三瓶由布子 小説Version 1.0.0 2024.05.20 小説 サスペンス・ミステリー [本ページはプロモーションが含まれています] 聴く読書 ナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスです。 通勤中に、運動しながら、お休み前など、いつでもどこでも聴くだけで読書ができます。 移動中や作業中などが読書の時間に。 オフライン再生もOKです。 スポンサーリンク スポンサーリンク 人を愛することは容易いが、人を愛し続けることは難しい。 人を殺すことは容易くとも、人を殺し続けることが難しいように。 生来の性質としか言えないだろう、どのような状況であれ真実から目を逸らすことができず、ついに欺瞞なる概念を知ることなくこの歳まで生きてきてしまった誠実な正直者、つまりこのぼくは、5月、零崎人識という名前の殺人鬼と遭遇することになった。 それは唐突な出会いであり、また必然的な出会いでもあった。 そいつは刃物のような意志であり、刃物のような力学であり、そして刃物のような戯言だった。 その一方で、ぼくは大学のクラスメイトとちょっとした交流をすることになるのだが、まあそれについてはなんというのだろう、どこから話していいものかわからない。 ほら、やっぱり、人として嘘をつくわけにはいかないし。