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【サイコロジカル 兎吊木垓輔の戯言殺し】 著:西尾維新  ナレーション:三瓶由布子

小説
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およそ論理立てて物事を考えるほど無意味なことはない。

所詮論理など人の考えたものであり、そして世界は人の手には余りすぎる。

博愛を自らの義務と課し、自由を何よりも重んじる、周囲に調和をこの上なく提供する誠実な正直者、つまりこのぼくは、7月、囚われの壊し屋を救う旅に連れられた。

パーティのメンバーは玖渚友と鈴無音々。

向かう先は悪の要塞。

要するに『堕落三昧(マッドデモン)』斜道卿壱郎博士の研究施設。

この冒険の登場人物は誰もが際限なく矛盾していて、誰もが際限なく破綻していて、そして誰もが際限なく崩壊していて、はっきり言って壊れている。

それはひょっとしたら壊されただけなのかもしれないが、しかし戯言遣いのこのぼくに限って言えば、わざわざ壊してくれるまでもない。

だってぼくは最初から、ほら、こんなにも見事に壊れてしまっているゆえに。




 
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