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【枕草子】 著:清少納言 ナレーション:松宮森乃

古典
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ときは平安。

背よりながく髪をのばし、絹織物を何重にもかさねて身に纏い、ろくに風呂にも入らず、重みのせいか陽に当たらず運動も足りない生活のせいかよろよろといざり動く女は、こちらを見て言い切る。

「春は、やっぱり暁方よね!」

だって空がなんともいえなくイイから!

かわいいもの、しょんぼりしてしまうもの、わたしの好きな花、あこがれの上司、今日あったおもしろいこと。

千年を越えてはいても清少納言がかいているのは難しいことではありません。

現代語訳もいいけれど、彼女の筆致「そのもの」をあじわっていただければと思います。


【枕草子】

著:清少納言 ナレーション:松宮森乃






 
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