【トップ・スチュワーデス 禁色のスカーフ】 著:由紀かほる ナレーション:藤色朔 / でじじ 小説 2021.09.17 小説 官能・ロマンス [本ページはプロモーションが含まれています] 聴く読書 ナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスです。 通勤中に、運動しながら、お休み前など、いつでもどこでも聴くだけで読書ができます。 移動中や作業中などが読書の時間に。 オフライン再生もOKです。 スポンサーリンク スポンサーリンク 午前零時になろうとしている満員のカウンターで、増尾亜衣は煙草に火をつけた。 体に悪いことなど分かっている。 ある務めを前にした自虐的な行為でもあった。 家には家族がいるが、スチュワーデスとして海外からのフライトを終えたあと、亜衣には、もう一つの務めがあった。 夫にはもちろん、誰にも内密の務めだった。 ある男の相手をしなければならなかった。 男は土建屋をしている辛島という中年だった。 半年前からの関係だった。 亜衣は、子の貴光の万引き事件を揉み消してもらう代償にソープランドで働いていた。 万引き現場を押さえた警備員が、ソープの女オーナーのヒモだったのが運のつきだった。 亜衣は自分を捨てて、現役スチュワーデスのソープ嬢として働いた。 弱みを握ったヒモが事故で倒れて、ようやく亜衣は解放された。 だが、ある日成田に降り立った亜衣の前に、常連客だった辛島が現れた。 「もう一度プレイをして欲しい。プライベートで。金はちゃんと払う」 それは懇願だった。 亜衣は断ったが、辛島は応じなかった。 亜衣の素性も調べ上げていたので、結局、従うより他になかった。 もっとも、辛島に亜衣の家庭を壊す意図はなかった。 お互いが、プレイ以外では社会人であることを認め合い、紳士的につき合ってきた。 そして、また月に一度だけの務めが始まる。 濃密な嗜虐と歓喜の時が・・・ 詳しくはこちら